お役立ちF&A

 ビニール袋での衣類の保管は・・・ 

意外と多い間違いですが、納品時の状態でそのままクローゼットやタンスに仕舞ったことありませんか? 《面倒臭いから》 《ビニールを取ると埃や汚れがつくから》と理由は様々です。
ですがこのビニール袋はお店から御自宅までの運搬用ですのでそのままにしておくと、カビや虫食いの原因、またビニールから出るガスによる変色が起こることがあります!
収納の際は袋から出し防虫剤や湿気取り剤などを入れ、時々全体の空気を入れ替えてあげるのも手です。


 自宅での衣類の管理 

衣類は、直射日光や蛍光灯の灯りが直接当たらない場所で保管しましょう。 紫外線により染料は分解され変色する恐れがあります。
また煙草を吸われる方は気がつかないうちに脂(やに)により壁のクロス同様、変色してしまう事があります。


 礼服の管理 

たいていの方は冠婚葬祭でしか着用されずクローゼットの奥の方にいってしまっていると思います。そして、いざ着るときに所々にカビが生えてたという経験ございませんか?

≪クリーニングから帰ってきて一度も袖を通していないのにどうして?≫
本来ドライクリ―ニングではお酒やジュース等の成分は落ちにくいため時間が経ってからカビが生える可能性があります。もしこぼされたり、食べ物など垂らしてしまった場合にはクリーニングに出される際おっしゃってください。 
また湿気が多い場所にはカビが生えるのには好条件ですのでたまに換気してあげましょう。


 血液のシミ 

血液(血)は付着した直後は水性なのに、時間の経過と共に不溶性になってしまうんです!
血液の中には色々な成分が入っているためシミを抜くのには容易ではないんです。とくに時間が経ってしまうと取れにくくなり時間も料金もかかってしまいますのでご注意ください。なるべくお早めにお持ちくださいね。


 水性○○○ 

インクやペンキ等で油性、水性と目にされたことありませんか?
そして字の通り水性は水で簡単に落ちると思われている方が多いと思います。ですがこちらも血液同様時間が経過したものや一度熱等を加えたものは成分が変わってしまいますので
非常に取りにくくなります。
もしもつけてしまた場合ペンキでしたら固まる前もしくは出来るだけ早めにお出し下さい。



 衣類の食害 

まずこれらの名前を聞いたことありませんか?
《ヒメカツオブシムシ》《ヒメマルカツオブシムシ》《イガ》《コイガ》
大事な衣類に穴をあけてしまう害虫です。とても小さいので見落としがちですが成長するとすぐわかります。
これらの虫はカシミアなどの柔らかい繊維は大の好物です!しっかり防虫対策等して管理してくださいね。


 ネクタイの○○○ 

男性の方は一度はあると思いますが飲食中にネクタイに食べ物や飲み物をつけてしまったことを。
とっさに身近にあるもので擦ってしまいがちですがシルクはデリケートな素材なので毛羽立ってしまいます。
毛羽立つと光沢(艶)が薄れてしまうため角度によっては白く見えることがあります。
万が一シミをつけてしまったら擦らず叩く程度で早めにクリーニングに出すことをお勧めします!
付着してから時間が経ちますと黄変や脱色の原因となりますのでご注意ください。


 シートベルトに注意!

冬の季節になるとジャケットやコートを着たまま運転されている光景をよく目にします。
ですがシートベルトは命を守るほど頑丈な素材で出来ています。起毛素材の衣類や独特の風合いのある衣類、デリケートな素材を着用されたままですと運転中の揺れや振動で気が付いたらシートベルトが触れている肩から対角の腰にかけて痛んでる場合があります。上着を脱ぐなりしてシートベルトの着用をお勧めします。


 注意! 気が付いたら衣類に色が… 

時々あることですがお買い物で商品を包んでもらう包装紙が雨や汗、湿気によって擦れてしまった部分が色移りしてしまうことがあります。衣類の生地によっては色を取るのが非常に困難なものもあります。
また革製品も同様、注意が必要です。鞄など持つ部分に革を使用しているものの中には湿気で色移りしてしまうものがあります。肩や肘に掛けた場合注意して下さいね!
※全ての紙袋、包装紙、革製品とは言えませんので 一応気を付けてくださいね。


 注意! ポリウレタンコーティング加工 

生地の表面に合成樹脂を塗布したポリウレタンコーティング製品は、商品によりますが加工後1~3年で劣化してしまうものがあります。
劣化の症状は、表面の亀裂、剥離、べたつき等があります。
高温多湿の環境や雨等に濡れたまま放っておくと劣化進めますのでご注意ください!


注意! プリント柄やビーズの飾り 

洋服のデザインで文字や柄にプリント等を接着剤で貼り付けてあるものがありますが、接着剤は徐々に効力が低下し着用時や洗濯時に突然剥がれ落ちることがあります。
剥がれ落ちる危険性のある品物はこちらの判断でお断りする場合がございます。


 注意! しわ加工・プリーツ加工 

しわ加工やプリーツ加工は似たような特性をもってますので加工が取れないように特別注意を払ってます。
ですが加工の耐久性や着用時の状況により加工が取れてしまう場合があります。


 注意! シミを付けても揉まないで! 

咄嗟の判断で水を付けて揉んでしまいがちですが絶対にやめてくださいね!
生地によっては風合いが変わったり色が薄くなってみたりと生地自体を痛めてしまいます!
またウール(毛)等の動物繊維は繊維の特性上 揉んでしまうと生地が硬化してしまいます。
もし気になるようでしたら揉まず軽く叩いてくださいね! そして早めにクリーニング屋さんへどうぞ。


注意! 化粧品や香水の恐怖・・ 

と言っても注意して使用していただければなんの問題もありません。
注意していただくのは 除光液の主成分のアセトンはアセテートという繊維を溶かします。
また化粧品や香水などは衣類に付着したまま放置してしてしまうと変色、脱色の原因になります。


 ダブルクリーニングとは何!? 

汗は透明で衣類についても乾いてしまえば見えなくなりますが、汗の成分は《尿素》《アンモニア》《塩分》《乳酸》が
含まれていますので、時間の経過とともにシミになり黄変や悪臭を発したりします。
このような場合、本来のドライクリ―ニングとウェットクリーニングのダブルクリーニングをお勧めします。
ドライクリ―ニングでは落としきれない汗の成分もダブルクリーニングでキレイ、サッパリ!!


 一緒にお出し下さい! 

スーツなどの組合せ(揃いもの)は一緒にクリーニングに出されることをお勧めします。
スラックスやスカートなど組合せの片方だけがクリーニングの回数が多いと上下で微妙に色や風合いに変化が生じることがあります。
このような事を防ぐにはなるべく同時に出しましょう!もちろん付属のベルトやフードも同じです。


 大切なボタンは外してお出し下さい 

ボタンのデザインは非常に種類が多くあります。また入手が困難なものもあります。
ボタンは衣類を着用される度にボタンを支える糸が徐々に衰えてしまうので脱落の原因になります。
クリーニングの際、再三の注意は払っていますがそのような事が起きる場合もあります。
お気に入りの大事なボタンがありましたらお手数ですが外してお出し下さい。よろしくおねがいします。


 撥水加工と防水加工 何が違うの? 

よく耳にする防水加工、撥水加工の違いってご存知でしたか?
雨や水分から衣類を守る役目は同じなんですが、表面にコーティングするように水分も空気も通さないのがも防水加工です。
また繊維一本一本に付着させ防水性、通気性ともに効果があるのが撥水加工です。
これらは防水性だけでなく汚れなども防ぐ効果もありますのでコートだけでなくネクタイなどにもご使用いただけます。